COEDO 伽羅 -Kyara-【ビアログ048】

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私的分類「苦味」
うまみ■■■□□3
苦味■■■□□3
甘味■■□□□3
ホップ香■■■□□3
炭酸■■■□□3
透明・琥珀
度数5.5%
原材料 麦芽(外国製造)、ホップ
合う料理ビーフシチュー、牛すじ煮込み
IBU 

 白葡萄やスパイシーな柑橘を感じさせるアロマホップが香り、鮮やかな苦味とともに口の中に広がります。

 6種の麦芽の配合とやや高めのアルコール分が、膨らみと丸みあるミディアムボディを織り成し、飲み応えがありながらも、心地よい後味です。

容器の記述

感想

 出たインディアペールラガー。IPAならぬIPLか。YOKOHAMA LAGER以来です。

 どちらもホップを多量に使用しますが、総じて酵母由来の味や香りが強いエールより、総じてスッキリなラガーの方がホップの香りや苦味がストレートに出そうです。確かに風味はシンプルな気がする。

 正直、YOKOHAMA LAGERの味は比較できるほど覚えていませんが、自分の記事を見る限り、うま味と苦味強めだけど、しんどくない苦さとのこと。

 このビールの感想もそれに近いですね。口に含むと、うま味と一体的な苦味が来ます。舌が感じているのがうま味なのか苦味なのか、判別に困るという面白い感覚。製造者の言う「膨らみと丸みのあるミディアムボディ」とはこのことか。YOKOHAMA LAGERより甘さ控え目なので若干疲れますね。

 香りは白葡萄より柑橘が強め。飲み込んで鼻から抜ける香りは果物よりも乾いた感じがあって、確かにスパイス的です。液色だけでなく、この香りの余韻も伽羅(香木)の名の由来ではないかなと思いました。

 温度が上がるとグラスからホップの香りが漂います。注いだ直後は大人しいくらいですが。これほど変化を実感したのは初めてです。

 製造者は、強烈な個性より繊細なバランスを重視しているそうですが、このビールのうま味と苦味の一体感や香りの機微など、確かにと頷けるものです。

 YOKOHAMA LAGERではローストビーフを薦めましたが、このビールに合わせる料理は同じ牛肉料理でも、もう少し甘みが欲しいところ。ビーフシチューや牛すじ煮込みはどうでしょうか。

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