私的分類 | 「苦味」 |
うまみ | ■■■□□3 |
苦味 | ■■■□□3 |
甘味 | ■■□□□3 |
ホップ香 | ■■■□□3 |
炭酸 | ■■■□□3 |
色 | 透明・琥珀 |
度数 | 5.5% |
原材料 | 麦芽(外国製造)、ホップ |
合う料理 | ビーフシチュー、牛すじ煮込み |
IBU |
- 製造者:コエドブルワリー
- 飲んだ日:2022年10月
白葡萄やスパイシーな柑橘を感じさせるアロマホップが香り、鮮やかな苦味とともに口の中に広がります。
6種の麦芽の配合とやや高めのアルコール分が、膨らみと丸みあるミディアムボディを織り成し、飲み応えがありながらも、心地よい後味です。
容器の記述
感想
出たインディアペールラガー。IPAならぬIPLか。YOKOHAMA LAGER以来です。
どちらもホップを多量に使用しますが、総じて酵母由来の味や香りが強いエールより、総じてスッキリなラガーの方がホップの香りや苦味がストレートに出そうです。確かに風味はシンプルな気がする。
正直、YOKOHAMA LAGERの味は比較できるほど覚えていませんが、自分の記事を見る限り、うま味と苦味強めだけど、しんどくない苦さとのこと。
このビールの感想もそれに近いですね。口に含むと、うま味と一体的な苦味が来ます。舌が感じているのがうま味なのか苦味なのか、判別に困るという面白い感覚。製造者の言う「膨らみと丸みのあるミディアムボディ」とはこのことか。YOKOHAMA LAGERより甘さ控え目なので若干疲れますね。
香りは白葡萄より柑橘が強め。飲み込んで鼻から抜ける香りは果物よりも乾いた感じがあって、確かにスパイス的です。液色だけでなく、この香りの余韻も伽羅(香木)の名の由来ではないかなと思いました。
温度が上がるとグラスからホップの香りが漂います。注いだ直後は大人しいくらいですが。これほど変化を実感したのは初めてです。
製造者は、強烈な個性より繊細なバランスを重視しているそうですが、このビールのうま味と苦味の一体感や香りの機微など、確かにと頷けるものです。
YOKOHAMA LAGERではローストビーフを薦めましたが、このビールに合わせる料理は同じ牛肉料理でも、もう少し甘みが欲しいところ。ビーフシチューや牛すじ煮込みはどうでしょうか。