ベアレン かぼすラードラー【ビアログ045】

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私的分類「ジューシー」
うまみ■■□□□2
苦味□□□□□0
甘味■■■■■5
ホップ香■□□□□1
炭酸■■■□□3
透明・黄色
度数2.5%
原材料麦芽(外国製造)、糖類、かぼす果汁、ホップ
合う料理豚肉の揚げもの
IBU 
  • 製造者:ベアレン醸造所
  • 飲んだ日:2022年10月

 ラードラーとは、ドイツで夏場を中心に飲まれる、自転車乗りの異名を持つビールのレモネード割り。
 カクテルのような味わいですが、世界的にはビールと同じようにメニュー表記され、その確固たる地位を築き上げています。
 本商品は大分県産のかぼす果汁を使用した創造性溢れる逸品。香料無添加、フレッシュなかぼす果汁を加えた新感覚の一杯は、青々しさや渋みが味に複雑さを与え、レモンラードラーとは一味違った仕上がりです。夏に美味しい、清涼感たっぷりの味わいをお楽しみください。

https://baeren.jp/smartphone/index.html

感想

 20世紀の初頭の南ドイツで、ビールが足りなくなった苦肉の策で、レモネードで割って供したのがラードラーの始まりだそうです。レモンの代わりにかぼす果汁でこしらえたのがこのビール。

 隠し味として果汁が加えられているビールは何度か飲みましたが、コイツはモロです。原材料の記載順が、果汁のほうがホップより上ですからね。結果として低アルコールで、発泡酒扱い(ということは麦芽の使用割合は50%未満?)。

 かぼすを単体で味わったことがないのですが、温州みかんとハッサクの間のような香りがします。香料無添加らしく、確かに香りがわざとらしくないですね。

 表を見てのとおり、ビールとしてはかなり尖っています。もう少し苦味とかのビールらしさを残しているかと思いきや、かぼすの酸味とか渋みでマスクされています。

 でも仮に「かぼすチューハイ」なるものがあったとしてその味を想像すると、それより飲み応えやボディがあります。前面には出ないけどビールが味わいを下支えしているのでしょうね。

 例によってお好み焼きを食べていましたが、子供の頃にお好み焼きといっしょにコーラとかファンタを飲んでいたのを思い出しました。

 お好み焼きと合わせるには甘すぎましたが、豚肉とその脂身を飲み込んだときにこのビールとの相性の良さを感じました。やはり豚肉は甘酸っぱい果物と合いますね。豚ロースの唐揚げなんか最高じゃないでしょうか。

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