ヱビス ホップテロワール ジャテツ【ビアログ075】

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ジョンソン
ジョンソン

・飽きのこない清澄な香り

・日本のビールらしい飲みやすさ

・コロッケ(中濃ソース)が合います。

私的分類「バランス」
うまみ■■■□□3
苦味■■■□□3
甘味■■□□□2 
ホップ香■■■□□3
炭酸■■■□□3
透明・金色
度数5%
原材料麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ
合う料理コロッケ(中濃ソース付き)
IBU 

 チェコ ボヘミア地方で最古の町の一つ“ジャテツ”。ホップ栽培において千年以上の歴史があり、山脈に囲まれた穏やかな気候で、ビールとホップの聖地であるチェコの中でも最も良質な土壌です。時の皇帝カール4世は、この地のホップを愛し、その苗の持ち出しを厳格に禁じたといいます。

 この地で採れる伝統的なホップ“ザーツホップ”。最高級と称される香り高いホップです。本商品では贅沢に100%使用し、品のある華やかな香りと苦み、そして芳醇な味わいに仕上げました。シングルホップのおいしさとその畑の物語をお楽しみください。

容器の記述

感想

 缶の文章が長ぇ(白目)。メタリックグリーンの缶に優雅な書体が美しいです。

 「テロワール」とは、「土壌の個性や気候タイプ、地形の特徴など」を表す言葉だそうです。ワインについての記述で時折見かける単語でしたがそういう意味でしたか。そのお酒が育まれたバックボーンみたいなもんですね。

 そいつをストレートに味わうため、「シングルホップ」であることにこだわったのがこのシリーズ。素材を限定してもらえると、単体の味や風味が認識できて、分析力が上がるのでありがたいですね。

 チェコといえば私が飲んだのはピルスナーウルケルですが、やはり同じザーツホップが使われているようです。何せチェコで生産されるホップの3/4を占めるそうですから。

 グラスに注ぐとけっこう泡立ちます。ピルスナーウルケル同様、昔ながらのビールというような香りですが、こちらのほうがスッキリしていて、花のような香りがします。派手さはないけど、飽きないし、料理の邪魔をしません。そして苦みは穏やか。

 これらはザーツホップが分類される「ファインアロマホップ」の特徴そのものですね。

 日本人好みのバランスの取れた味ですが、穏やかながらも苦みが後を引きます。コロッケを食べていたのですが、もうソースの匂いだけで合うのがわかる。味も香りも穏やかなので、味やスパイスが強すぎなければ割とどんな料理でも合います。

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