金しゃちビール IPA【ビアログ066】

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私的分類「濃厚」
うまみ■■■□□3
苦味■■■□□3
甘味■■■□□3 
ホップ香■■■□□3
炭酸■■■□□3
透明・琥珀色
度数7%
原材料麦芽(外国製造)、ホップ
合う料理すき焼き
IBU 

 18世紀末、大航海時代。英国からインドへむかう長い航海に耐えられる品質のビールとして誕生した「IPA」。高いアルコール度数と鮮烈なホップの香りと苦みが特徴。遙か昔に想いを馳せる最高級プレミアムビール。

容器の記述

感想

 翡翠色に金のラベルがきれいですが、「金しゃち」のロゴが番付表みたいなフォントでなんかギャップがスゴい(笑)。

 盛田金しゃちビールさんも、規制緩和により生まれたクラフトビールメーカーですが、そのルーツは明治17年(1884年)まで遡るそうです。キリンラガー(1888年)とほぼ同期、文明開化ですね。

 俯瞰してみると、平成6年(1994年)の規制緩和(酒税法改正)って、ビールの歴史において明治の文明開化並みに大きな出来事だったのかも。

 現在の大手ビールメーカーも明治の創業当初はクラフトビールみたいな規模だったでしょう。規制緩和で生まれた数多のクラフトビールメーカーの中から、将来、大きなビールメーカーが生まれるかもしれませんね。

 さて、IPAと銘打っていますが、液色は琥珀です。ホワッとした口当たりと風味から、焙煎麦芽もいくらか入っているのではないでしょうか。

 ホップの香りは、いかにもIPAという華やかさを前面に出したものではなく、割と落ち着いたものです。

 IPA感と焙煎麦芽の共存という意味では、エチゴビールのレッドエールと似ていますね。こちらの方が度数も高くて、全体的に重厚です。製造者のサイトの「ビールテイストチャート」でも、ボディと苦味が最大です。

 エチゴビールのレッドエールでは鴨肉のすき焼きをお薦めしました。こちらも濃厚甘辛が合うのは間違いありません。ちょっと芸がないですが牛肉のすき焼きをお薦めしておきます。

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