私的分類 | 「甘味」 |
うまみ | ■■■□□3 |
苦味 | ■□□□□1 |
甘味 | ■■■■■5 |
ホップ香 | ■■□□□2 |
炭酸 | ■■■□□3 |
色 | 透明・黒みがかった赤 |
度数 | 11.0% |
原材料 | 麦芽(外国製造)、糖類、ホップ |
合う料理 | デミグラスハンバーグ、チーズ |
IBU | 45.1 |
- 製造者:京都醸造
- 飲んだ日:2022年11月
ビールに濃厚な味わいと豊かな口当たりをもたらす秘技を使い、10%を超える度数のビールを造る「突破」は、設備や酵母、そして飲む人の限界を探りながら、まだ見ぬ究極のビールを目指すシリーズ
芳醇な香り、滋味深い味わいとコクの三拍子そろったベルジャンレッド。
クリスタル麦芽のリッチなフレーバー、ベルジャン酵母由来のフルーティーな香りとドライな口当たりがバランスよくまとまり、度数の高さを感じさせない。
容器の記述
感想
シンプルで美しい缶デザインですが、紹介文には「秘技」とか「まだ見ぬ究極」とか、某グラップラー漫画みたいな濃いめの表現が並びます。飲む人の限界も探られるのかw
同じベルジャンでも前日に飲んだベルジャンホワイトの軽やかさとは真逆の濃厚さ。でも甘さとかフルーツ感では同じ方向性だな。ベルギービールってこういうのが多いのでしょうか。
私は幼い頃に読んだ童話に出てくる「ぶどう酒」に憧れて、大人になって赤ワインを飲んでガッカリした記憶があります。具体的にイメージできていたわけではないけど、もっと甘くて濃密なものを期待していたのです。
このビールにはその理想に近いものを感じますね。かなり甘いのですが、ただ甘いだけでなく、こっくりとしたうま味があります。渋味も含めてドライプルーンみたいな味わいです。
少量の水分で濃厚な麦汁を作り出す「ポリーガイル」なる製法が、この重厚な味を生み出しているそうです。紹介文の「秘技」とはこれのことでしょう。本当に「秘技」らしく、「ポリーガイル」で検索してもこの製造者のサイトしかヒットしませんw
紹介文の野心的な表現は伊達ではありませんね。「こんなビールがあるのか!」と驚かせてくれそうで、この製造者の他のビールにも興味が湧きました。
さて、合わせる料理は、甘口の赤ワインに合うものでしょう。製造者の薦めるデミグラスハンバーグは間違いないですね。あとはクリーミーな白カビチーズなども。