前回と同じ大会に性懲りもなく参加しましたよ、と。成功と失敗をまとめます。
成功
靴
前回は試着こそしたものの安さで即決した靴を、大会当日に初めて履くというアホなことをしてしまいました。
今回は試着してお店の中をトコトコ歩いてから買ったし、数ヶ月前から練習はもちろんのこと、日常でも履いて慣らしました。
おかげでゴール後でもかかとが少し靴擦れしただけで済みましたし、疲労感や痛みも雲泥の差でした(後述のテーピングのおかげもある)。
でも正直言って、その靴で問題ないかどうかなんて、数kmは歩いてみないとわからん気がする。少なくとも靴屋さんで試着して少々歩いてみたところで、全てを予見することはできないと思う。
できることと言えば、足が浮腫んでから、本番のテーピングと靴下で、試着して歩いてみて、ちょっとでも当たりの悪さや不快感があったら避ける、くらいでしょうか。歩いてみないとわからないけど、第一印象は大事だと思う。違和感や不快感があったら「これくらいならいいか」なんて妥協はしない方がいいと思います。
私はつま先の幅が広いのですが、店員さんにアンダーアーマーを勧められて、違和感なく履けたので買いました。自分の足の特徴とか、「こういう靴は嫌だ」というのがわかっていれば、店員さんに相談しやすいと思います。
この靴に限らないでしょうが、踵から土踏まずまでが厚底で、つま先は薄くなっているので、自然とシーソーのように踵が上がって踏み出す動きになってくれて楽です。久々に普通のスニーカーを履くと「うわしんど」となりました。15万歩も歩くと、少しの差が大差になります。
練習
前回は練習で25kmの経験しかない状態で本番を迎え、40kmくらいで心が折れました。今回は一度だけ練習で40km歩きました。本番の100kmの経験に勝るものではありませんが、靴や持ち物の良し悪しとか、どこに痛みが生じるのかとか、練習の成果は出ているのかとか、貴重な情報が手に入ります。40kmでも時速5kmで8時間も割かれるので、かなりの覚悟が要りますけどね…。
あとは本番の3か月前くらいから週に2回は10〜15km歩きました。ウォーキングについても当てはまるかは知りませんが、超回復を期待した周期です。というかこれ以上は時間を割きたくない…
これくらいの練習で15kmはノーダメージになりました。25kmでちょっと疲れたな、くらい。練習で一度に歩く距離を伸ばさないとノーダメ距離は伸びない予感がある。練習終盤は週2で15kmより週1で30kmの方が良いかも。
ウォーキングポール
前回はとにかく足が痛かったので、少しでも負荷を分散したくてウォーキングポールを買いました。手の浮腫みも酷かったのでその軽減にも期待して。
シナノの「レビータ・ポータブル+」にしました。「レビータ・ネクスト」なら対応身長的にギリギリ家族で共用できそうでしたが、やめておいて正解でした。
シナノによると、ウォーキングポールの長さは肘が直角になる「身長×0.63」が良いとのことですが、あくまで目安であり、人によってはこれより長め(短め)がしっくり来るのは十分あり得ます。対応身長がギリギリのポールを選んでしまうと、しっくり来る長さに調整できずに終わってしまいます。私は「身長×0.65」がベストでした。
私は仕事帰りに歩くことがほとんどなので、カバンに忍ばせれるように折り畳み機能は必須。折り畳めないものより重くはなりますが、気になるほどではありませんでした。ちなみに手の浮腫みは全くなくなりました。
ポールの注意点
普通ならポールのグリップ部分を握りますが、地面を突いて推進力を出すのに握力を消費します。ちょっと歩いてみたところ「あ、握力が持たんな」という予感がありました。
そこで、ポールのベルトを長めにして、いくらかはベルトの張力で保持できるようにしました。ポールの鍔の先端を掌「たなごころ)に当てるように軽く握り、ベルトは鍔と同じ高さで手のひらの小指側にかかるように。手のひらはほぼ下を向く感じです。これで地面を突く時にグリップを握る摩擦力ではなく鍔とベルトの垂直抗力が使えて楽になります。
握力以外にも肩まわりの筋力を使うので、ある程度の距離をポールを使って歩いて、肩まわりの筋持久力を鍛えておく必要があります。初めて長距離を歩いた翌日、肩の中の方の筋肉が痛くなりました。ただ楽になるツールではありません。
それでも本番の終盤はやはりダルくなってくるので、時には普通に握ったり、てっぺんを杖のように握ったりして違う筋肉を使うようにすると良いです。
あと、初めは脚の動きに合わせてポールを動かしていましたが、これがなかなか難しくて、気にしないことにしました。大体2歩ごとに片方突く、ぐらいでテキトーにしてました。
テーピングと湿布
練習で40km歩いたときに痛みや疲労があったところにテーピングを施しました。ポールを突く振動を吸収するように手首もテーピングで固定。
そして我ながらシュールだと思いましたが、大ダメージを受けることが明らかな足裏、腰、ふくらはぎにはテーピングの下に湿布を貼って本番に挑みました。「歩いてから治療する」ではなく「治療しながら歩く」というトチ狂った作戦。オレは何と闘っているんだ?
筋肉疲労にはロキソニプロフェンよりフェルビナクの方が良いらしいので、フェイタスを貼りました。24時間効くそうですし。
湿布の効果なのか、トレーニングの賜物なのか判別できませんが、大会中に一歩踏み出すのもツラいとか、翌日も歩けない、なんてことはなかったです。ただめっちゃかぶれる。
携行食
糖質でエネルギー補給すると疲労物質ができると聞いて、脂質とタンパク質でエネルギーを摂ることを意識しました。それで選んだのがアーモンドバター(JIBUN JIKAN)。おいしさも大事なのでここは加糖を選びました。かなり濃厚で、普段ならパンに付けるなどしないとあまり食えませんでしたが、本番はこの濃厚さが嬉しくてモリモリ食えました。めちゃくちゃ報酬系を刺激されます。
そして前日にふと思い立って箱買いした「おやつカルパス」。コイツも大当たり。疲れた時はやはり肉ですよ。2つほど口に放り込んで松尾象山のようにスープ状になるまでしっかり咀嚼すると「ちょっとした食事感」が出て癒されます。
脱水が不安でしたが糖質を避けるためにスポドリは飲まず。その代わり塩分(と疲労回復)を期待して梅干し(無印の種抜き)。ときどきミンティアですっきり。嗜好品として、溶けにくいM&M’Sのチョコレート。癒されます。
小分けのチャック付き袋
夜間に、しかも歩きながらリュックの中の物を探すのはなかなか厄介です。100均の透明のチャック付き袋に、カテゴリーごとに分けて物を入れました。的が大きくなるので探しやすくなります。B8は小さすぎて、A7がベストでした。
おやつカルパスも個包装を剥いてこの袋に入れました。剥く手間も省けるし、ゴミの管理に意識を取られなくて済みます。100均の袋に直に食品を入れるのはちょっと抵抗がありましたが。
リップクリーム
前回、唇の乾燥が地味にストレスでした。乾く→舐める→もっと乾く、という悪循環。それを40kmの練習で思い出しました。やはり長距離の練習は大事ですね。ポールを使うと全身運動になるせいか、けっこう呼吸が荒くなるので尚更リップがあって助かりました。必要になってからコンビニで買ってもいいですけどね。
失敗
装備重量
今回はモバイルバッテリーもライトも軽いものにしました。話が逸れますが、iPhoneで「フィットネス」を常時稼働させて、ときどき写真を撮って、バッテリーは100%から30%まで減少しました。私の使い方ではモバイルバッテリーは無くてもなんとかなりますね。
で、ミスったのはウェットティッシュ30枚入り。コイツが地味に重い。顔や手や体を拭くとリフレッシュできるんですが。どうしても欲しくなったらコンビニで買う、で良かったですね。
アミノ酸ゼリー(120g)も3つは多かったかな?飲んだら「うんめぇ〜」となるから体が欲しているんでしょうが。アミノバイタルの「スーパースポーツ」がりんご味で飲みやすいです。
今回の持ち物は総重量3kgくらい。それでも70kmくらいから肩がしんどくなりました。やはり体一つで歩いている感じで行きたいですね。
腰痛
練習の時からとにかく腰が痛い。本番でも最初に痛くなったのは腰でした。前回はそんなことなかったのに。
前屈みで歩いていると腸腰筋が伸びなくて腰が痛くなることがあるそうですが、ポールを使っているので前屈みにはなっていないと思います。
後ろ脚(踏み出す方と逆の接地している方の脚)が伸びてないと、同じく腸腰筋が伸びずに腰が痛くなる、とも。
足裏を消耗したくなくて、後ろ脚であまり地面を蹴らずに歩いていたのが原因かも。その分、前脚で前に引っ張るように歩くことになりますから。今回は足裏はそれほどダメージがなかったので、もう少し蹴り足を使う歩き方をすれば良かったのかも。
総括
前回はとにかく足が痛くて40km以降はただの苦行でしたが、今回は90kmまでは苦行にならずに済みました。修行や装備の成果は出たようです。
が、そのために週2で3時間の練習かぁ…という感じ。歩き過ぎるのも健康にマイナスというし。歩くのは嫌いではないけど、だからこそ「大会じゃなくてもええやん」と思ってしまう。
楽しみといえば道中の景色と膨大なカロリー消費ですかね。本番では7,000kcal(基礎代謝含む?)ほど消費しました。日ごろ節制しているわけではないけど、食べ過ぎると胃もたれしてツラいので無意識のうちにブレーキをかけていると思います。これだけ消費すると「何食ってもええんじゃ〜」と思えてその開放感が心地いい。練習もほぼ食べ歩きが目当てになってましたね。
次回?に向けて
次の参加には消極的ですが、備忘的に改善点をメモっておきます。
歩き方
私はタイムには興味がないのですが、ゆっくり歩いたところで楽になるとは思えません。モタモタしていると寝ずに行動しているダメージが出てくるので、サッサと歩いてゴールしてしまいたい。
本番ではエイド抜きなら大体12分/km。練習ではどう頑張っても9分/kmでした。これ以上のスピードアップは歩き方を変えなきゃ無理だと思う。
で、知ったのが「骨盤歩き」。「みぞおちの下から脚が生えていると思って歩く」らしい。自分なりにやってみると、お尻を前後にスライドさせて上半身を運ぶ感じ。以前はふともも、スネ、足裏だけでしたが、稼働部が増えるので負荷は分散するでしょうね。同じ歩幅でも、長い棒(脚)を付け根から旋回させるだけより、付け根そのものを前進させた方が楽なはずだし。
この動きなら腸腰筋もニッコリなはずなので、腰痛が予防できたらいいですね。これは大会に出るかはさて置き、日常生活でも習慣として身に付けたいですね。
装備
あと500gは減らしたいけど、防寒着が微妙なんですよね〜。前回の感想で要らんと言っていたのに結局持参。最低気温17℃で、下掲の服装だと少し寒かったけど、着替え用のエアリズムTシャツを重ね着すれば十分だったかも。あとは携行食が今回も余ったので、ギリギリを狙おうと思います。
ということで最後に装備と持ち物のリストを載せて終わります。ありがとうございました。
装備
- ハット(全周つばの帽子。UVカット)
- ヘアバンド(帽子が汗で濡れないように)
- サングラス(UVカットで色薄め)
- エアリズムTシャツと同パーカー
- アームカバー
- 腕時計
- コンプレッションタイツ(脚全体のとスネだけのを重ねて)
- ハーフパンツ
- 五本指ソックス
- ウォーキングシューズ
- ウォーキングポール
- リュック(10L)
- ウエストポーチ
- テーピング
- フェイタス(笑)
持ち物
リュック
- 500mlソフトフラスク(水)
- 500mlソフトフラスク(アミノバイタル+水)
- 着替え(靴下とTシャツ)
- タオル
- ウルトラライトダウン(要らん)
- エイドセット
- アーモンドバター
- アミノ酸ゼリー×3(多い)
- ウエットティッシュ(要らん)
チャック付き袋①(リュックへ)
- モバイルバッテリーとケーブル
- 懐中電灯
チャック付き袋②(リュックへ)
- 皮膚摩擦防止剤(プロテクトS1)
- 鎮痛剤(錠剤)
- 日焼け止め(小分け)
チャック付き袋③(リュックへ)
- アミノバイタルGOLD×6
チャック付き袋④(上着ポケットへ)
- おやつカルパス×20
チャック付き袋⑤(上着ポケットへ)
- 梅干しとチョコ
ポケット
- ハンカチ
- 流せるティッシュ
- リップクリーム
- ミンティア
- スマホ
ウエストポーチ
- 現金
- 保険証
- ICOCA
